中華系ぜいたくメニューの原点にたちかえるために珍来へ。

中華系のぜいたくメニューといえば、今でこそいろいろな選択肢が思いつくものの、小さい頃は文句なしに「チャーシューメン」がそれだった。中華料理といえばラーメンしか思いつかず、そのラーメンのなかでも、価格ヒエラルキーの頂点に君臨していたのが、チャーシューメンだったからだ。そんなかつての王者を、まだ珍来でいただいたことがないな、とふと思い立ち注文してみた。昔ながらのシンプルなラーメンに乗せられた、3枚の大きなチャーシューは、赤身がメインの、程よい柔らかさと歯ごたえとを兼ね備えたものだった。近年のデコレーションラーメンにありがちな、バラ肉チャーシューではなかったことが、郷愁を誘って期待通りだった。なお、おまけながら半餃子も初オーダーした。餡がほぼ野菜の巨大な餃子だった。

チャーシューメン。800円。三個餃子。230円。